【炎上文献】炎上対策本レビューとりあえず3選

昨日9/12はこれといった炎上がなかったから、最近読んだ炎上対策本のレビューでも。
もう少し数集まったら別にまとめます。

『SNSトラブル回避術 ソーシャルメディアガイドラインの作り方』

どちらかと言えば副題の方が本題で、字面からバラエティ的な印象を受ける書名だが、内容は企業向けのSNS導入手引き書。
SNSの概要や著名SNSの解説から企業が導入する事のメリット・デメリット、社内SNSガイドラインの雛形などを含む。

通常のコーポレートサイトと異なり、顧客との直接のコミュニケーションがプロモーションに直結するSNSは、コストを掛けずに大きな宣伝効果が期待できる分トラブルのリスクも大きい。
企業がSNSアカウントを運用するリスクの最たるものは炎上であり、いかに炎上を阻止・鎮火するかという点が多くを占めている為、炎上対策本としても読める。

『インターネットと人権侵害 匿名の誹謗中傷~その現状と対策』

誹謗中傷によるネットでの人権侵害を多数の実例を挙げて分類・解説。
それら誹謗中傷事例の法的解釈や関連法、対処手段から社会の取組みまで網羅した、ネットトラブル事典と言うべき一冊。

炎上について特別に言及されている訳ではないが、引用されたネットトラブルの実例の中には炎上事例も見られる。
日本が締結している人権条約や人権法などがまとめられた付録資料は、通常のネットトラブル対策にはあまり役に立たないだろうが、万一の時の為に目を通しておきたい。

『サイト別 ネット中傷・炎上対応マニュアル』

誹謗中傷のネット書き込みトラブル全般を扱うのは『インターネットと人権侵害 匿名の誹謗中傷~その現状と対策』と同じ。
こちらは個別事例の解説ではなく、被害を受けた際に取るべき個別の手続きを解説する。

炎上対策に関しては通常のネットトラブル対策とは別個に章立てられているのが特徴的。
ネットトラブルの基礎的な対処法として多く紙幅が割かれているのは情報開示請求と削除依頼だが、これらの措置は時間を要する上に個別の書き込みにしか対応できない。

その拡散速度や範囲から言って従来の対処法が通用しない新たなネットトラブルである炎上について、短いながらも包括的な対策マニュアルを提示しているのは有難い所。
当書で想定されているのは企業炎上だが、炎上収束手順や炎上原因の解説は個人が炎上に対処する場合にも有益に思われる。

サイト別と書名にあるように、ツイッターやニコニコ動画など著名サイト毎の子細な対処法が付されており、実用的な炎上本。

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